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品質保証部 QCグループ 課長補佐
大学院で有機合成について研究していました。化学は好きですが、研究室にこもって研究する生活に少し行き詰まりを感じていて、もっと大きなものを作りたいという漠然とした思いがありました。そんな時に就職エージェントから紹介されたのが当社でした。化学の専門知識が活かせて、スケールの大きな仕事ができることに魅力を感じました。ずっと同じことを続けるより、たくさんの企業を相手に一つひとつ異なるプラントを作るという仕事が、私の性格に合っていると思い、配属される勤務先が首都圏で転勤の可能性が少ない点にも惹かれました。
プロセス設計は、設計の中では最上流の工程です。お客様からプラントの計画を伺い、必要な機器や配管のサイズ、形状などを検討する仕事です。化工計算を行い、検討結果をデータシートや概略図にまとめてお客様に提出します。要求される生産能力を満たす形は何通りもあるので、コストなのか将来の拡張性なのか、優先すべき要件をきめ細かくヒアリングします。この検討結果をもとに機器グループや装置グループなどの部署が詳細設計を行います。最上流の工程になるため、スケジュールを守ることや、お客様との良好な関係を築き、前段階で要望を吸収しておくことが、後工程をスムーズに進めるために大切なことです。
納期が短く検討する機器の台数が多いプロセス担当案件があり、検討書の内容を隅から隅まで質問された時は1日中調べ物だけで終わってしまって、大変だった思い出があります。この業界は女性のエンジニアが珍しいこともあり、初対面で不安に思われることもあります。でも毎回誠実に対応したことで「イメージが変わった」「また一緒に仕事をしたい」と言ってもらえたことが嬉しかったです。産休に入り、プラントの試運転に立ち会うことはできませんでしたが、一生懸命に設計したフロー図が実際に立ち上がっている写真を見せてもらって、自分のもう1人の子どもみたいで感動的でした。
お客様から「こういう製品を作るのに、こんなプラントを作りたい」という熱い思いを聞かせていただくと「一緒に頑張ろう」というワクワクした気持ちになります。計算が行き詰まることも多々ありますが、過去の実績を調べ、部署の先輩やお客様とも意見交換して自分のアイデアが採用されて解決に導くことができた時は楽しいです。数字を扱う仕事なので間違えて入力すると大変なことになるため、毎回ドキドキしながらチェックしています。
上司や先輩に対しても意見が言いやすい、風通しのいい会社だと思います。プライベートの相談や冗談も飛び交っていて雰囲気はとても良いです。産休育休から職場復帰しましたが、周囲の理解があり融通を利かせてくれるので助かっています。
子どもがもう少し大きくなったら、リードエンジニアとして設計から工事、試運転の助勢まで、一つの工事をやり遂げたいです。リードエンジニア:プロジェクトにおける各設計チームのリーダーポジション
出社、メールチェック
朝会
前日から引き続き客先コメントを反映しての再計算
海外の協力会社から成果物到着、内容のチェックを行う
リードエンジニアと相談、協力会社に作業指示をメール
作業再開
昼食
英会話レッスン
作業再開
協力会社から成果物到着、内容のチェックを行う
夕会
作業再開
報告書作成、勤怠入力、退社
娘と公園で遊んだり、英会話の幼児教室に付き添いしたりしています。バレエの先生が教えてくれるストレッチ教室で、デスクワークで硬くなった体をほぐすのが日課です。