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建設部 建設グループ 主任
大学で機械工学を学び、配管や圧力容器の強度限界について応力解析を用いて研究していました。在学中に東日本大震災が発生し、ライフラインが止まってしまう経験をする中で、プラントの安全性を保つ品質保証という仕事に興味を持ちました。しかし、経験・知識が求められる品質保証で、新卒を採用する会社はほとんどありません。当社のことは大学推薦の応募先企業の一つになっていて、そこで知りました。唯一品質保証部で募集しており、ここでならやりたい仕事ができそうだと入社を決めました。
プラントに設置する機器は社外のベンダーに発注しますが、工場出荷前に検査を実施して、要求されている品質レベルを確保できているか確認します。この業務期間は、書類作業がほとんどで会社にいることが多いですが、検査時は工場に訪問して現物を確認します。機器をプラント建設現場に据え付ける際は、設置に問題がないか、建設現場に滞在して検査を通して確認します。これまでトルクメニスタン、シンガポール、インドネシアなどの海外のプラント建設プロジェクトをメインに担当してきました。いかに問題を解決し、品質を保つかが仕事なので、物事を論理的に考え、問題を整理し、具体的な解決策を導くように心掛けています。トラブル対応の窓口でもあり、粘り強さが求められます。
入社3年目に、シンガポールの建設現場に1年半滞在しました。そこで社内や客先でも経験のない特殊な検査を担当することに。タイヤの原料を作るプラントで、設計規格が特殊な機器を設置する際に、複雑な検査が求められました。社内の他部署や現地の業者、お客様と調整しながら計画を立て、2週間かけて検査を実施しました。客先の担当者が安全に厳しい方で、数十メートル離れた場所でテストを行う必要がありました。そこで監視カメラを設置し、検査中の機器の様子を離れた位置から確認。検査を無事に終え、完了報告をしたところ、アジア部門の統括リーダーから感謝のメールが返ってきました。難しい業務をやり遂げた結果、お客様から認めてもらえたことが、とても嬉しかったです。
入社して9年目ですが、まだまだ知らないことや経験したことがない検査がたくさんあります。業務を通じて学びを得ることができるのは楽しいですし、自分が成長してお客様に認めてもらえるのは嬉しいことです。そんな時はプラントの安全確保という目標にまた一歩近づくことができたと感じ、ワクワクします。
言いたいことを言いやすい雰囲気があると思います。これは部内だけでなく、他部署に関しても同様です。社風からか穏やかな人が多く、人間関係の面倒なトラブルは起きにくいと思います。また、技術力や知識・経験が豊富な方がたくさんいらっしゃるので、一緒に業務に取り組むことで学びを得られます。
実は部内では私が一番年下です。お客様の信頼を得て私自身が感じた喜び味わってもらえるように、後輩ができたらサポートしていきたいです。その結果、あらゆるお客様から信頼され、「御社になら心配せずに任せられる」と言ってもらえるようになることが目標です。
出社
始業
メール確認とその日の作業確認・整理
発注先工場に派遣している検査員とその日の予定確認
発注先工場の品質関連書類レビュー・コメント
昼食・昼休み
会議(部内改善活動)
プロジェクト定例会議
派遣している検査員と打ち合わせ
発注先工場の品質関連書類レビュー・コメント
退社
趣味は靴磨きです。靴磨きをしていると余計な事を忘れて無心になれるので、良いストレス発散になります。綺麗に磨けた時は最高に気持ちいいです。仕事に向かう時や、休日で外に出かける時に、自分で綺麗に磨いたお気に入りの革靴を履いていると、その日の気分が上がります。