設計ENGINEERING
プラントの設計には「基本設計」と「詳細設計」というプロセスがあります。基本設計は、要件に基づいて、プラントの全体的な仕様や能力、パフォーマンスを決めます。この基本設計を踏まえて、建物や設備、配置、配管、配線などの詳細な設計図や施工図を作ります。
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プラントってなんだろう？
工業活動に必要な素材を
生み出す生産設備です
自動車や電子部品などの生産ラインを持つ工場を「ファクトリー」と言うのに対し、工業活動に必要な素材や資源を作り出す生産設備を「プラント」と呼びます。プラントには、石油・ガスなど天然資源の採掘設備、ごみ処理場や水処理場などインフラ分野の設備、メーカーの工場などがあり、その規模は大小さまざま。JFEプロジェクトワンは石油化学ブラント、無機化学プラント、石油精製プラントをメインの事業領域としています。
プラントではどんなものが作られているの？
暮らしに身近な素材が
作られています
石油化学プラントでは、ポリエチレン/ポリプロピレンなどの汎用樹脂や高機能樹脂が作られます。汎用樹脂は家庭用品や包装材料に、高機能樹脂はメガネレンズや潤滑油などに使用されます。無機化学プラントでは、肥料の原料となる硫酸や、食用の食塩などが作られます。石油精製プラントでは、ガソリンやナフサと呼ばれる石油化学製品の基礎原料が作れます。いずれも私たちの暮らしに身近な素材ばかり。プラントがなければ現代人の暮らしは成り立たないと言っても過言ではありません。
そこで何を手がけているの？
プラントのEPC＋Mをワンストップで実施します
プラント建設プロジェクトは、設計（Engineering）・調達（Procurement）・建設（Construction）の大きく３つのフェーズに分かれています。この３つの頭文字EPCをとって、設計・調達・工事を一括請負する事業をEPCビジネスと呼びます。EPC以外にも、営業、試運転、保守など重要なフェーズが存在し、これらすべてのフェーズをプロジェクトマネジメントという手法を用いて管理・統括していきます。JFEプロジェクトワンは、このEPC＋M（メンテナンス）をワンストップで対応。大きなプラントとなると見積りから完成まで数年かけて実施していきます。
※FEED（Front End Engineering Design）＝概念設計
※プロポーザル（Proposal）＝技術的、商務的な顧客への提案業務の総称
調達PROCUREMENT
プラント建設に必要な機器・資材類を社外メーカーに製作を依頼します。調達担当者は、詳細設計から受け取った前提条件をベースに、納期・予算・品質のバランスを頭に入れながら各メーカーから見積りを取り、発注先を決定します。
建設CONSTRUCTION
プラントの建設現場には、土木だけでなく配管や電気、計装、通信、空調など複数の専門業者が入って工事を行う必要があります。これらの工事が効率よく、かつ安全に行われるように工事計画を立案し、現場では各工事業者の先頭に立って工事を推進していきます。
メンテナンスMAINTENANCE
プラントは何十年も使用し続けるため、定期的な保守が欠かせません。工場内に常駐し、既設プラントを点検、修繕したり、より良い設備にするために改造を行います。培ってきた経験・ノウハウを活かして、お客様の要望にきめ細かく応えていきます。
