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設計本部 機械設計部 機器グループ
大学院では「水素吸蔵合金」の研究をしていました。これは水素を非常にコンパクトに貯蔵できるもので、燃料電池での活用が期待されています。反応により熱が発生するのでその排熱方法などの運用を研究していました。当社のことを知ったのは、研究室のOBが学内説明会に来られて、設営のお手伝いをした時です。研究室で小規模のプラントを運用していたので、もっと大きなプラントを作る仕事が楽しそうだなと思って。また、海外でのプロジェクトも多いということで志望しました。
主に石油化学プラントの建設現場で、安全・工程・品質・原価に関する施工管理を行っています。安全かつ適切な手順で作業ができるように、人員配置を調整したり作業要領をまとめたりします。現場では作業環境は安全な状態か、作業者が不安全行動を取っていないかなど安全面をチェックするほか、施工に不具合はないか、計画通りに進捗しているかなどを確認し、必要に応じて現場変更や人員調整などを行います。海外ではアメリカでの加熱炉建設、インドネシアでの火力発電所建設、国内では千葉や和歌山での化学プラント建設に携わりました。
入社して最初の現場がアメリカでの加熱炉建設工事でした。中高が海外のインターナショナルスクールだったので言葉の問題はありませんでしたが、何を管理していいのかも分からない中、毎日が必死でした。1年9か月の現地業務期間において、後半は100名以上の作業員の作業調整や進捗管理を担当しました。足場の撤去作業を任され、業者の監督と話し合いを重ねながら進めました。工事完遂に貢献できたことがその後の自信になっています。
どんな現場でどんな人たちと一緒に仕事をするのか、住むのはどんな町か。新しい現場に入る際は、期待半分不安半分の高揚感があります。建設の仕事は、物ができあがっていく過程を目の前で見られることが魅力です。大型機器の据付は、一歩間違えれば大事故にもつながるため、特に慎重に計画や調整を行います。管理する仕事は人を預かる仕事なので、責任がある分やりがいもあります。
中小規模から大規模プラントまで幅広く手掛けており、いろいろな経験を積むことができます。本社オフィスは静かな環境で落ち着いて仕事ができます。席が開けており、解放感もあります。家族手当や家賃補助、休暇制度などの福利厚生もしっかりしています。
現場責任者を任せられるようになることが今後の目標です。お客様によって要求事項も異なりますし、工事の進め方も違います。その国によって職人さんの動きも変わってきます。1個できたら全部できる仕事ではなく奥が深いので、もっと経験を積んでいきたいです。
出社、メール確認
朝礼、ラジオ体操
現場パトロール
現場で受けた質問を確認、資料作成
昼食
業者監督と状況の確認、工程打ち合わせ
客先との工事の調整会議
現場パトロール、進捗確認
現場作業終了、変更指示書作成、メールチェック
退社
休日には妻と近所を散歩し、カフェでランチをして過ごすことが多いです。