事業紹介
油火災等の黒煙や泡消火材による排水処理に対応する中層訓練棟向け排煙処理設備及び泡消化排水処理設備です。消火訓練を消防隊員が安全かつ効率的に訓練活動が出来るように配慮されています。
① 地下ピット ・消火訓練に使用する たん白泡消火剤は、原液を3%に希釈されたものを放水します。 ・床に放水された たん白泡消火剤は水道水で洗浄し、5倍程度に希釈され地下ピット内に流入します。 ・地下ピット内で撹拌機及び調整槽ポンプ循環により均一撹拌します。 |
② 中継槽 ・地下ピット内に貯留された たん白泡消火剤は、中継槽スクリーンに導入され大きなゴミ等を除去します。 ・大きなゴミ等を除去後 たん白泡消火剤は、中継槽ポンプより曝気槽に導入されます。 |
③ 曝気槽 ・No.1曝気槽に移った たん白泡消火剤は、微生物により分解が始まります。 さらにNo.2曝気槽を通すことで分解の効果を高めます。 |
④ 消泡槽 ・曝気槽内で発生した気泡は消泡槽へ導入され、ここで気泡を消去し、再び曝気槽に戻します。 |
⑤傾斜脱泡管、沈澱槽 ・曝気槽内の微生物で分解された処理水と一部の汚泥を傾斜脱泡管に導入して処理水と気泡に分離します。 ・更に沈殿槽に導入し、ここで上澄水と沈殿した汚泥に分離します。 ・沈殿した汚泥は曝気槽に返送します。また、汚泥は定期点検時に確認し余剰汚泥は外部に抜き出し、産廃処理します。 |
⑥ pH中和槽、放流槽 ・分離された上澄水は、pH中和槽内で苛性ソーダによる中和後、放流槽を経由し下水に放流します。 |
① 実火災訓練棟 ・油パンで灯油を燃焼させ、たん白泡消火薬剤により消火訓練を行います。 |
② 排煙ブロワー ・発生した燃焼ガスを訓練棟天井吸込口よりダクト経由で排煙ブロワーにて吸引させ、燃焼炉に導きます。 |
③ 燃焼炉 ・燃焼ガスを800℃の燃焼炉内で再燃焼することによりクリーンにした後、大気に放出します。 |
④ LPGユニット ・燃焼炉内温度800℃を維持するために必要なLPGガス流量を調整制御します。 ・安全装置として緊急遮断弁(震度5以上で作動)が内部についています。 |
⑤ LPGバルク貯槽 ・燃焼炉用の燃料として、LPGが貯蔵されます。 |